本日の三国競艇6Rで、三嶌誠司選手がレース中に舟の上から後輩にやさしく指導する場面がありました。
22日に開幕し28日まで6日間シリーズで開催予定の三国競艇「GII男女バトルMB大賞」。
シリーズ3日目となったこの日の中盤6R予選で、69期の三嶌誠司選手が97期の前沢丈史選手に思いやりのあるところ見せました。
出走表通りの6艇立てで行われた同レースは、スタート展示同様コース取りに動きはなく枠なり3対3の隊形で進入。
カド4コースから.09の好スタートを決めた4号艇三嶌誠司選手が1周1マークで差してバックで先頭争いに持ち込み、続く1周2マークでさばいて単独先頭に立ちます。
2番手にはインから残した1号艇前沢丈史選手が追走しレースは進みますが、2周2マークで3番手争いをしていた6号艇中島孝平選手がターンマークに接触し転覆するアクシデントが発生。
後はこのまま周回を重ねるだけかと思われましたが、3周1マークで前との艇間を大きく縮めた1号艇前沢丈史選手が、バックで先頭を航走していた4号艇三嶌誠司選手の内から詰め寄ります。
しかし、前を走る4号艇三嶌誠司選手が「前沢君、2マークに事故艇があるんだから内から競りかけたらダメだよ」と言わんばかりに、2マーク付近を2度ほど指差してやさしく教えてあげました。
この先輩の心暖まる教えに1号艇前沢丈史選手も快く従い減速して2番手に納まりました。
その後、レースはこのままの着順でゴールし、1着に4号艇三嶌誠司選手、2着に1号艇前沢丈史選手で確定しています。